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山只

山只華陶苑

interview藤兵衛窯七代目 加藤智也

 岐阜県多治見市高田町にある藤兵衛窯山只華陶苑。
高田地方では、焼物に使用される原土を今でも採取し、釉薬までも製造されている。 青土(アオト)と呼ばれる滑らかな肌触りの土と、アメ釉と呼ばれる光沢のある釉薬が特徴的で、焼物を作るにあたり、すべてが集まったこの地方で、7代目藤兵衛として加藤智也氏は「すり鉢」「おろし器」を中心に作り続けている。

山只華陶苑

 屋号『山只』。寛政六年(1794)、初代藤兵衛が、分家し『何も無いところから生み出す。』ということを意識し、己を戒める為に付けた屋号です。文字通り初代藤兵衛は無一文でした。『何も無いところから生み出す。』とは、窯に始まり、窯道具。すべてを作る事から始まります。『高田の土をよく知る事』、そして『独創と革新』。それが、歴代藤兵衛に引き継がれてきた哲学であり『山只』ブランドの原点です。

山只華陶苑

「高田の土」と「すり鉢」

 すり鉢に使用される青土は、少しネズミ色がかった青色をしており、掘ったそのままを天日で乾燥させ、水簸し、不純物を取っただけで使え、非常に滑らかなのが特徴的。すり鉢を作る工程は、青土を使用して「水ゴテ」という製法で成型するところからはじまる。成型が終わると、乾燥しないうちに「櫛刃」と呼ばれる道具を使い、すり鉢の特徴である凹凸をつけて、「目立て」を行う。

山只華陶苑

 青土は水簸して粘土にする際、細かな粒子の間に大きな粒子が入るかたちになる為、櫛刃で目立てをする際にざらつきがでる。これが摩擦力を上げ、すり心地の良さにつながっているのである。目立てがされた後をよく見ると、従来のすり鉢とは違い波紋が描かれています。波紋にすることで、すっている間に材料が上に逃げることがなくなり、すりあがりのキメが細かくなる。更に、従来の直線の目のすり鉢は、行程の関係で右回しの方が良くすれるのだが、波の文様にすることで右回し左回しでも同様にすることができる。 見た目だけではなく、土の性質を知り、機能的な部分も果たしている「すり鉢」といえる。

山只華陶苑

もったいないを形に

 青土を採掘する際に、山の表面には赤い土があります。普段は使われない土なのですが、青土と混ぜて使用することにより、すり鉢として使用できるようになりました。これは資源を大切に使う気持ちと、高田の土地をすり鉢を通して知ってもらいたいというメッセージになっている。
[ 2013.10 ]

ロゴ

山只華陶苑

岐阜県多治見市高田町
TEL:0572-23-6421
http://yamatada.jp

 
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