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丸直製陶所

丸直製陶所

interview奥田将高

 岐阜県土岐市妻木町にある丸直製陶所は、明治の初め頃からの創業で、水ゴテ、伏せ焼きの製法で透き通るような薄い磁器を生産しているメーカーです。

 明治初期、ヨーロッパの商社が薄く焼かれた珈琲碗皿を妻木町に持ってきて、こんな物ができないかと言われ、製法から考案して今に至ります。18世紀のヨーロッパで磁器は「白い黄金」と呼ばれ、王族や貴族の間で磁器を生産する窯を持つ事がステイタスとされ、磁器製の人形や、ディナーセットなどはとても貴重で宝石と同じくらい価値があるとされていました。ヨーロッパ、特にフランスでは「薄い磁器で染付の藍」が好まれ、薄い磁器を作る技術は130年たった今でも支持され、主にヨーロッパに向けに輸出しています。

薄さに隠された焼き方

 丸直製陶所の一番の特徴は、光に翳すと中に注いだ液体が透き通るほどの磁器の薄さです。ただ普通に焼くとその薄さは実現しません。まず水ゴテと言われる製法で成型していく際に、手で感覚を見ながら成型されていくわけですが、断面で見ると口元の部分が微妙に厚くなっていて、焼いた時に口元の形がくずれないように工夫されています。焼く時も普通の焼き方と違い、口元を下にして焼く「伏せ焼き」という焼き方で焼かれます。高台を下にして焼くと口元の形状が薄いため焼いた時の熱で歪んでしまう。一つ一つをトチと言われる型に乗せて伏せ焼きをすることで、軽く綺麗な磁器が実現しています。

伏せ焼きの特徴

 高台に釉薬がかかっていないのが一般的ですが、伏せ焼きは口元に釉薬がかかっていません。口元が「汚れやすい?」というイメージをもたれるかもしれませんが、口元も極限まで薄いので気にならず、飲み物を飲む時には上品な口当たりを得る事が出来ます。また高台部分に釉薬がかかっている為、ザラつきがなくテーブルを傷付ける心配も無い。

銅板印刷

 丸直製陶所では、銅板印刷の歴史があり、今でも和紙に呉須と言われる顔料で描かれた柄を、素焼きした物に、一枚一枚貼って柄を出しています。柄の繋ぎ目や、どこの場所に柄を転写させるかなど、失敗が効かないので熟練の技があるからこそ出来る事です。

[ 2014.01 ]

丸直製陶所

509-5301
岐阜県土岐市妻木町116
0572-57-6433

 
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