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南窯

南窯(みなみがま)

interview工藤 工

 岐阜県土岐市駄知町にある南窯は創業50年余り、先代が洋画家として活動しつつ、陶磁器のデザイナーとして学んだ経験を生かし独立し、上絵付けの工房として始まりました。現在は2代目工藤 工氏が鋳込み、動力という大量生産の形を無くし、主に織部、志野、粉引、赤絵、安南風呉須絵などの陶器を、ロクロ、タタラ成型でひとつひとつ手づくりでつくられています。

手から生まれる量産品

 南窯の一番の特徴は、ひとつひとつ手で生み出される器。実際に夫婦茶碗をロクロで成型するところを見せてもらいましたが、「早い!」「綺麗!」次々に出来上がっていきます。 途中で、2回ほどあてがうガイド。このガイドで深さ、幅が決まっていきます。あとは手の感覚と経験。成型される際に工藤氏の心や、今までの経験が夫婦茶碗に吹き込まれるような感覚でした。「陶芸家?」と訪ねると「陶芸家ではない」との返答。あくまでメーカーとして職人であること。工藤氏の中のモノづくりは、一般の人の手に届く価格で、多くの人に幸せになってもらうこと。

 機械での生産になると型が必要な為、ロットが絡んでくる事が多いですが、南窯は手づくりで型がいらないので少ロットからの対応も可能です。量産になっても工藤氏の手から生み出される器にずれはほぼなく、馴染みのある柔らかな手の跡が残り心地いい感覚を覚えます。釉薬は「南窯秘密のレシピ」があるようで、これまた自社で調合をします。上絵も自分で描く為、1~10まで自社でやれるわけです。

1週間と40年

 この言葉は工藤氏の知人の職人さんが、湯呑3000円を高いと言われた時の言葉で「40年の技術の蓄積があった上に、制作した1週間がある。だから3000円。」という意味。 この言葉が工藤氏を今でも機械生産ではなく、手での作業に没頭させる言葉になっているようです。機械生産の時代になって、手でつくる意味を考えなければいけない時代ではありますが、もちろん南窯では手でしか出来ないモノへのこだわりも持ち続け製品を生み出しています。

変形湯呑

 この変形湯呑も実際に作って頂きましたが、下の形状がすぼまって三角形になっています。ロクロで回して成型した後に、指先で三角形を作り、そっとなぞるようにして三角形の形を作り出します。手で作った形跡が残りつつ、持ちやすさにもつながっています。

[ 2014.01 ]

南窯(みなみがま)

509-5401
岐阜県土岐市駄知町2321-196
0572-59-2430
http://www.minami-gama.com/

 
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