
高橋製瓦株式会社
取締役 キュリオ事業部長/
ユーティライト事業部長 高橋陽介
岐阜県岐阜市にある高橋製瓦は屋根の工事などを手がける会社です。平成17年より社内にキュリオ事業部を立ち上げ現在ではベビーカー、自転車などの企画をして自社で製造販売を行っている会社です。
ベビーカー開発ストーリー
元々は大手ゼネコンに努めていた高橋氏。結婚を期に新しい事業を立ち上げる為、家業に戻られました。家業を手伝いながら方向性を模索している中、長男が誕生したことがきっかけでベビーカーの開発に乗り出します。 子供との時間や生活を楽しいものにする為にベビーカーは高橋氏にとって大切な道具なのに納得いくベビーカーが無かったと高橋氏。当時日本のベビーカーはコンパクトで使い勝手はいいが可愛らしいデザインが多く、海外製は格好良いけど大きくて使い勝手の悪そうな物でした。そこから自分の納得するベビーカーを作ろうと研究やリサーチをかさねたどり着いたコンセプトは『子供を運ぶ為のベビーカーではなく、子供と遊ぶ為のベビーカー。』 しかしベビーカーを作った経験もなく、自分でデザインや図面がかけるわけでもありませんでした。そこで岐阜商工会議所に相談する事でデザイナーと出会い、協力してくれる仲間と出会う事で高橋氏の思いは繋がっていきました。そこから約3年の時間をかけて製品化に至ったのですが、試作だけでも30~40台と製作し製品化への道のりは簡単ではありませんでした。 「気の合うデザイナーと取り組めた事、また岐阜県という地域に車椅子を作る工場があったり、シートを作ってくれる工場があったからこそ出来たことだ」と高橋氏は語ります。CURIO(キュリオ)
自転車や、車が好きという高橋氏。CURIOはどこかマウンテンバイクを思わせるデザインのベビーカーです。印象的なのは後輪の大型の12インチのタイヤ。エヤー式なので舗装の行き届いてない道でもスムーズな走行性を発揮します。またフレームの支柱部分に取り付けられたサスペンションはコイルスプリングを使用する事で走行時の地面からのショックを吸収する役割と、収納時に折りたたむのに必要なパーツとしての役割を持つ特殊なパーツです。 シートは脱着可能で手洗いで丸洗いが出来るので清潔に保つことが出来、子供が眠くなった時にはファスナーを開けると簡単にリクライニングになるという嬉しい機能付きです。 CURIOは多くのパーツで構成されていてフレーム、シート、タイヤなどパーツ展開をする事で、タウンユースやアウトドアユースなどの様々な生活のシーンに対応出来る様にカスタマイズする事が出来ます。パーツは年に1度マイナーチェンジを行う事で品質を向上させつつ、今までの物にも取り付けられるように設計されています。[ 2014.03 ]
高橋製瓦株式会社
500-8441
岐阜県岐阜市城東通り2-36
058-271-7430
https://www.curio-web.com
http://utilitebikes.com