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幸草紙工房

幸草紙工房

interview加納武

 岐阜県美濃市にある幸草紙工房は創業して12年目。先人から受け継いだ美濃手漉き和紙の伝統をしっかりと継承していく気持ちで、日々紙作りをしています。 特に薄くて丈夫な薄美濃紙を得意とされていて表具などの裏打ちに使われています。また日本画用紙、提灯の紙など、使い手の方達の意見をよく聞き、用途に合わせた紙作りを心がけて漉かれています。

保存性の良い美濃和紙

 高山で木工を学び、その後和紙を使う張子を作る仕事をしていた加納氏。その時に和紙に魅了され、美濃和紙の伝統工芸師である後藤氏のところへ弟子入りし、技術とその精神を学んで幸草紙工房として独立されました。名前である幸草は和紙の原料の1つである三椏のことでもあり、縁起木とされていることから名付けられています。 美濃和紙は手で漉く際に、縦だけではなく美濃和紙特有の『横ゆり』という横へ楮の繊維を流すように漉く動きを加えることで薄くて丈夫な和紙に仕立て上げられます。掛け軸などを仕立てる際に、和紙の中でも特に強くしっかりとした紙質の薄美濃紙が1番最初に使われているのも薄さを生かした薄美濃紙の特徴です。 美濃和紙の数ある特徴のひとつ“保存性が非常に良い”ということを示すかのように、奥から1枚の和紙を手にして見せて頂けました。何でもその和紙は200年ほど前に漉かれた和紙のようで、少し枯れたような印象もありますが、全く変色はしていませんでした。 「手漉き美濃和紙は漉いたばかりの紙よりも、3年5年と寝かせた紙の方が良い紙になっていきます。湿気を吸ったりはいたりして紙がしまってくるんです。」と加納氏は言います。 漉いたばかりの和紙に墨で書くと滲むのですが、数年寝かしてから書くと滲まなくなったり、最初は生成り色の和紙も日に晒す事で白くなっていくという特徴があります。

和紙の座布団

 伝統工芸師にも認定されている加納氏ですが、伝統を継承しつつも現代の人にもっと解りやすく日常品の和紙として知ってもらう為に和紙の製品も手がけています。きっかけは 和紙の展示会でお客さんが綺麗とは言ってくれるものの「実際にどう使っていいのかわからない。」という言葉がきっかけでした。 『和紙の座布団』は漉いた美濃和紙を揉んで柔らかくしてから、表面にコンニャク糊を塗って天日干しする事で強化して毛羽立ちにくくしてあるという非常に手間をかけて丁寧に作られています。その後縫製して綿を詰めて最後に手縫いで閉じて仕立てられます。 サラっとした肌触りが心地よい和紙の座布団です。

[ 2014.03 ]

幸草紙工房

501-3704
岐阜県美濃市保木脇385-5
0575-35-2346

 
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