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山本佐太郎商店

合名会社 山本佐太郎商店

interview代表社員 山本慎一郎

 岐阜県岐阜市にある山本佐太郎商店は今から約140年前、明治9年創業で戦前は菜種を石臼ですりつぶして濾過する事で菜種油の搾油を行っていました。 戦前、油は高級品とされていて、江戸時代には灯明用の油として灯りに使われたり、江戸から明治までは和紙に塗る事で防カビ・防虫・防水として提灯や傘、花合羽と言われる活花を包む油紙に使われていましたが、電気やビニール製品が普及したことでニーズが減り、油の主要用途は工業用から食用に移り変わっていったという歴史があります。 戦後、高度成長期になり日本の食文化が向上していく中で外食をするようになり、揚げ物を食べたり、油をたくさん取るようになったため、自然と時代の流れにあわせる形で山本佐太郎商店も販売先を変えて行きました。曽祖父である佐太郎さんの頃は自社で油を搾っていましたが、搾油していた場所が空襲で焼けてしまいそこからは問屋業に切り替え、培った確かな目と舌で現在は何種類もの油をメーカーさんから仕入れて岐阜市近郊の飲食店や工業用としても販売されています。

油の豆知識 その壱

 油は種さえあれば搾れるとの事で、大豆、菜種、ゴマ、トウモロコシ、パーム、ひまわりなどの種から搾る事が出来ます。油は種に熱を加えてから圧搾と言われる圧力をかけて搾る方法で搾油し、その後抽出を行い種にある油を最後まで搾ります。大豆の油を取り除いた物は脱脂大豆と言われ醤油の原料に使われています。

油の豆知識 その弐

 油を劣化させる原因は、光・空気・熱です。1つ目は光があたることで劣化、2つ目は空気に触れると酸化、3つ目は熱を加えることで重合物(油の中に溶け出した物)が増えて粘度が上がり揚げる力が無くなってしまう、という3つが主な原因です。腐ってしまうようなことはあまりないですが、何回も使って重合物が増えるとお腹が痛くなったり、胃が重くなる原因になります。定期的に油を変える事と、油を劣化させない為には光・空気・熱をカットする事が長く鮮度を保つ秘訣のようです。

油の豆知識 その参

 廃油(使い切った油)は普通ですと産業廃棄物として環境汚染に繋がってしまうのですが、廃油を精製したものは主に配合飼料として豚や鳥の餌になったり、石鹸になったり、バイオディーゼルと言われる車の燃料になり新しく生まれ変わります。現在業務用油の約9割はリサイクルされているようです。山本佐太郎商店では環境保全の為にも、業務用の廃油回収を行い油脂メーカーで精製してもらうところまでを行っています。

大地のかりんとう

 油も価格競争などで利益の確保が難しい時代。 現在は油の原料である大豆、菜種、ゴマの原料が高騰する中でどうしても利益が削られてしまうのが現状です。 そんな時、取引先でもあった和菓子職人のまっちんと出会い、彼の素材感を大切にする真摯で誠実な姿勢に共感し、 和菓子職人まっちんと油屋の出会いから生まれたのが『大地のかりんとう』です。 栄養価の高い石臼挽き全粒粉、平飼い有精卵、天然重曹の生地を純国産のヘルシーな米油で手揚げし、 素材の持ち味を最大限に生かした『大地』を感じるかりんとうです。 お子様からお年寄りまで誰もが安心して食べて頂けるよう素材選びからはじまった、力強くやさしいかりんとうです。 和菓子職人まっちんのレシピをもとに各生産メーカーで作られるかりんとう。大地のかりんとうは *いぶき福祉会 で丁寧に手作りされおり、 確かな品質のものを提供しています。

現在は大地のかりんとうを含めて12種類。それぞれに素材を吟味し、使用する油を使い分けています。その使われた素材やストーリーがしっかり伝わるようにとネーミングやパッケージにもこだわり絵本作家さんと話し合い、愛嬌のある会話がはずみそうな印象的なパッケージになりました。試食させて頂くと素朴な味の中にも素材の味がしっかりと伝わってくるとっても優しい味です。「岐阜から全国へ広げたい思いが強いですね」と山本氏。岐阜で良い素材が採れれば岐阜の素材を積極的に使い、かりんとうは生み出されています。 ネットでも注文をすることが出来ますので是非ご覧下さい。

[ 2014.03 ]

会社ロゴ

合名会社 山本佐太郎商店

500-8084
岐阜県岐阜市松屋町17番地
058-262-0432
http://m-karintou.com

 
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