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飛騨産業

飛騨産業株式会社

interview営業企画室 室長 森野敦

 岐阜県高山市にある飛騨産業は、1920年に西洋の旅人が曲げ木家具の技術を伝え、高山のブナの原生林を資源に西洋家具メーカーを創業しようというところから始まりました。創業当初はトーネット型と呼ばれる椅子の生産を手がけ、アメリカへ輸出をメインにしていましたが、1969年に「穂高」シリーズを発表するとともに、オリジナル商品の生産を開始し現在まで数々の商品を生み出してきました。現在では家具だけではなく、国内の杉材を使用した建材にも力を入れています。

曲げ木

 創業当時からの技術である「曲げ木」。曲げ木とは木材を蒸したり煮たりする事で軟化させた後、曲型にはめて固定し、乾燥させ曲面に形成した部材の事です。美しい曲線を生み出すだけでなく、削り出すのに比べて無駄なく木材を使うことが出来るのが特徴です。 飛騨産業では現在5つの曲げ木の技術を有し製品作りをされています。 薄い材料でゆるい曲げに適している「ホットプレス曲げ」。長さのある物に適している「電乾曲げ」。深い曲げに適している「プレス曲げ」。この3つは曲型にセットして機械の油圧によって曲げられます。 「台輪曲げ」は深い曲げで少し変形した形状にも対応する事が出来て、曲型にあわせて台の上で徐々に回転させながら材料を固定し手作業で行われます。「手曲げ」は3次元の曲げ加工も可能で、手で感覚を見ながら曲型に沿わせるように数人がかりで曲げていきます。 材料管理からしっかり行っていることと、長年培ってきた技術があるからこそ、製品のデザインに対してどの曲げの技術でつくるのか、逆に言うとこれだけの技術を有しているからこそ出来るデザインが飛騨産業にはあります。

家具作りは、森づくり

 飛騨産業では国産の杉材の有効活用の為2003年から杉材の研究を行い、現在家具や建材を 生産しています。 日本の国土は7割が森林で、その4割が杉や檜の人工林です。その歴史は戦後荒れた森林に成長が早く楽な杉が植林されていったのですが、経済が成長するとともに外国材が輸入され始め、国産材が売れなくなっていきました。そうなると山仕事をしていた人達は食べていけない状態になり、間伐されない杉は成長しなくなり、山自体も疲弊していくという状態になっています。日本にしかない杉は学名を「クリプトメリア・ジャポニカ」といい"隠された日本の財産"を意味します。花粉の原因にはなるものの杉は大きな規模でみたら日本の財産なのです。なんとかこの杉を活用していかないだろうかと動き始めたのです。 しかし杉は家具に仕立てようとすると、柔らかく傷つきやすいという欠点がありました。 その欠点を解決するヒントになったのが長年培ってきた曲げ木の技術です。曲げ木は内側を圧縮させる技術でもあるのでそれがヒントになったわけです。杉を蒸煮することで木材組織を軟化させて圧縮する事で、柔らかい杉がブナ材ほどの硬さを持つことが出来るようになり、家具に使える杉材として新たに生まれ変わらせる事に成功したのです。現在は用途に分けて圧縮率を変えて、家具、建材にも幅広く使われています。

SEOTO チェア

 背板からアーム部、後脚まで一体になった形状が印象的なチェア。カンティレバー構造で強度を保つとともに軽快感ある表情が生まれています。アーム部分が前脚まで伸びていないので出入りがしやすく、肘掛の機能も備えています。大きめの座面と美しい曲線を描く背板がしっかりと支えてくれるのでゆったりとした座り心地を得ることができます。 またスタッキングもしておく事も出来る椅子です。

[ 2013.10 ]

飛騨産業株式会社

506-8686
岐阜高山市漆垣内町3180
0577-32-1004
http://www.kitutuki.co.jp

 
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