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作り手育成セミナー vol.8
第一部『波佐見焼の継承と次世代に残すもの』
第二部『陶磁器の未来を切り拓く
           国際陶磁器フェスティバル』


作り手育成セミナー第8回目の今回は陶磁器の街、多治見での開催です。
今回は2名の講師をお招きし、それぞれのテーマで講演いただきます。
第一部では波佐見焼のメーカー、西海陶器㈱代表/児玉盛介氏に波佐見焼の今までとこれからについてご講演いただきます。
今日では知名度のある波佐見焼ですが、昔は他の陶磁器産地と比べると、知名度があまり高いとは言えませんでした。 その状態をどのようにして現在のように変化させていったのか、取り組みの姿勢について教えて頂きます。
今の状況でくすぶっている方、このセミナーで意見の共有・交換をすることで現状打破できる何かを得られる機会となるかもしれません。

第二部では今回のセミナー開催施設で行われる国際陶磁器フェスティバル美濃'14”において総合プロデューサーをしている
㈱神谷デザイン事務所/神谷利徳氏にご講演いただきます。 今回で開催10回目を迎える本イベント。開催の概要や開催の歴史、背景について神谷氏より魅力的に語っていただきます。


場所:セラミックパークMINO 1F イベントホール
定員:30名
申込み先:㈱杉山製作所モノづくり事業部 担当 林
Fax.0575-46-7665 Tel.090-2836-3350 E-mail. misato-h@kebin.jp
facebook.“岐阜印”ページ内イベントページからお申込み
・お申し込みの際は氏名、ご所属(事務所名など)、ご住所(勤務先または自宅)、電話番号、FAX番号、メールアドレス、参加希望人数を明記の上、宛先にお間違えの無いようご注意ください。 ・参加申し込みには、予約完了の返信をさせていただきます。 ・数日経っても返信が来ない場合は、お手数ですが再度確認のご連絡をお願い致します。 ・当日の進行時間は多少の前後がございます。あらかじめご了承下さい。


◎セミナー終了レポート

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今回は2名の講師による『波佐見焼の継承と、次世代に残すもの』『陶磁器の未来を切り拓く 国際陶磁器フェスティバル』というテーマでそれぞれ展開され、 九州の波佐見焼(はさみやき)と美濃焼という、地域の違う2つの陶磁器産業から活性化の動きについてお伺いすることができました。

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第一部は、西海陶器㈱代表取締役社長の児玉盛介氏が登壇。
児玉氏は、とにかく作れば売れた時代だったという頃から、自社も含めて有田焼・波佐見焼の業界に危機感はあったとし、 一致団結のバランスの崩れた地域のつながりを改善するため、様々な試みを行ってこられたと言います。

例えば、普段ショップや問屋に卸していて消費者と接する機会の無い窯元の人たちが、 表に立って消費者の声を直接聞けるような展示会を開いたりすることで、 “波佐見焼は、生活の中に必要とされるものだ”という認識を共有できるきっかけづくりを行ったり…。 そうして地域の連携が取れてきたことで、業界全体が元気になってきたのだそう。
「社内や仲間内での軋轢を無くすことが大事。」と児玉氏は集団の中でスムーズなコミュニケーションを実現する事の大切さを訴えられました。

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児玉氏が関わる地元地域を活性化させる活動や事業は、たとえば地元の人と交流を楽しみながら田舎暮らし・自然、そしてものづくりを体験し 田舎でのんびりとした自由な時間を過ごす『グリーン・クラフト・ツーリズム』や、 西海陶器の製陶所跡地を改装して作った、“日本一を売る”コンセプトだという、インテリア雑貨の提案ショップ『HANAわくすい』など様々。
「なぜここまでやろうと思ったのか?」とコーディネーターを務めるメイド・イン・ジャパン・プロジェクト㈱代表取締役の赤瀬氏から尋ねられると、 「20年前から危機感があった。自分にも息子がいるので、次世代のために地域として1つのブランドを作ろうと思った。 それから、だいたい焼き物の家の二代目は後を継がず、逆に(地域の)外には焼き物に興味がある人がいっぱいいる。 なので、外から来た人でも地元の人でも関係なく、若い世代が活躍できる場を提供しようと思った。」と話されました。
地元の人間の集まりで動いていく地域おこしの形と、外部の人も巻き込んだ形。 そして次の世代への想いを楽しそうに語られる笑顔が印象的でした。


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第二部は、2014年9月12日(金)~10月19日(日)国際陶磁器フェスティバル美濃’14で 総合プロデューサーを務める㈱神谷デザイン事務所代表取締役社長・神谷利徳氏に、 今年で10回目を迎えるこの3年に1度の国際イベントにまつわる様々な裏話や、地元地域との関わりについて、お話していただきました。

「焼き物に関わる人同士で集まると、美濃焼をどうやって世界に発信していくか?などといったアカデミック(学究的)な話になりがちだが、 開催する地域の盛り上がりも大事なこと。」と話され、「30年前までの国際陶磁器フェスティバルは、 アーティスティックな陶器作品といわれるようなものと、生活に使われる生活器が同じフェスティバルに出されていても、 出展者は(同じ陶器業界で出展者なのに)お互いに背を向けているような感じだった。 チケットを買わされて、何となく参加するような雰囲気も少なくなかった。」という話には、 第二部コーディネーターの籠橋氏(土岐市駄知町にあるカネ定製陶㈱ 専務取締役)も頷かれていました。

美濃焼カフェやルーキーコンペ、45体の焼き物にちなんだ妖怪を探すミステリーツアーほか、 様々な人に向けた数々の企画を練りこんだという国際陶磁器フェスティバル美濃‘14。
「今回をキッカケに継続的につながっていくような仕掛けをいっぱい作ったので、 開催するこの美濃陶産地に住む人たちと一緒になって盛り上げていければ。
今回の国際陶磁器フェスティバルは、トレンドをシェアするのではなく、マインドをシェアする場としたい。」と、 開催者・出展者・参加者が一体となって盛り上げていく事の重要性を訴えられました。


次回のセミナーもどうぞお楽しみに!


講師プロフィール

児玉 盛介氏〔 西海陶器㈱代表取締役社長 〕
◆西海陶器㈱HP:http://www.saikaitoki.co.jp

1972年西海陶器株式会社ならびに株式会社東京西海陶器の代表取締役に就任し現在に至る。 創業は1946年陶磁器の卸売から始まり、戦後の経済復興と共に売り上げも増え1957年に現在の西海陶器㈱となる。 現在では取り扱う品目は約2万7千点を数え、全国でも有数の品揃えを誇る卸売企業となっている。 海外への進出やオリジナルブランドの設立により波佐見焼の知名度の向上、ブランド確立に努める。


神谷 利徳氏〔㈱神谷デザイン事務所代表取締役社長 〕
◆㈱神谷デザイン事務所HP:http://www.kamiyad.jp

1961年生まれ。飲食店を中心に、国内外で活躍するデザイナー。 店舗の設計デザイン、フードマネジメント事業を手掛け、最近は地域再生事業や文化面の新たな方向性と可能性に取り組んだ仕事も多い。 これまでに1000店以上の店舗デザインを手掛けている。 活躍の場は広く、館山自動車道上り「市原サービスエリア」や、 東海北陸自動車道「川島パーキングエリア」「川島ハイウェイオアシス」等のPA、SAのリノベーションもおこなっている。

※講師プロフィールは開催当時の情報です。

*国際陶磁器フェスティバル美濃‘14について*
 WEBサイト:http://www.icfmino.com
 FBページ:https://www.facebook.com/icfmino?fref=ts


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